デリケートゾーンの黒ずみの解消に医師が処方する薬である「トレチノイン」と呼ばれるクリームを知っていますか?

アメリカではすでに医薬品として認可されており、治療の実績なども豊富にあるので、黒ずみを解消するために使用することができるポピュラーなアイテムとなっています。
しかし、日本国内では濃度制限がかかっているので、皮膚科や美容外科などで医師の診察を受けたあと、濃度を調整したものを処方してもらうことになります。

このトレチノインとは、そんなに効果があるのでしょうか?
また、その効果と引き換えに副作用も強いのでしょうか?

トレチノインはどんな成分でできているの?どんなことに使われるの?

トレチノインはビタミンA誘導体の一種で、実は人間の血液中にも含まれている成分です。ビタミンA誘導体には高い美白効果があり、肌のターンオーバーを促進して古い角質を除去し、美しい肌に生まれ変わらせることができるので体の内部で効果を発揮します。

肌のターンオーバーを促進して新しい皮膚を作り出すことができることから、肌の若返りに効果があるのです。ですので、シミ消しやシワ取りなどのスキンケアに利用されています。また、皮脂の分泌を抑える効果があるので、アメリカではニキビ治療にも使用されている薬です。

デリケートゾーンにも効果はあるの?

「トレチノインが肌のターンオーバーに影響することはわかったけど、デリケートゾーンの黒ずみの改善には効果があるの?」
と思う人もいるでしょう。

結論から言うと、トレチノインはデリケートゾーンの黒ずみの改善に効果があります。
トレチノインは、肌のメラニン色素の除去や解消に効果を発揮するので、デリケートゾーンでも変わることなく効果を発揮するのです。デリケートゾーンに塗ることで、デリケートゾーンの肌の生まれ変わるサイクルが促進されます。すると、新しい角質ができ、肌の奥深くにある蓄積したメラニンも肌の表面に押し出されることになり、角質と一緒に剥がれ落ちていくのです。

デリケートゾーンの黒ずみを解消する「トレチノインの使い方」3ステップ

ステップ1

トレチノインを使用する際には、まずはデリケートゾーンをいつものボディソープなどを使って綺麗に洗浄します。
※洗浄をする際には、強くこすったりせずに優しく泡で洗うようにしましょう。

ステップ2

洗浄が終わったら水分を拭き取り、気になる部分に薄く塗っていきます。
※できるだけ気になる部分だけに塗り、はみ出さないようにしましょう。

ステップ3

塗ったあとは15分程度乾かして終了です。
※非常に刺激が強いので、デリケートゾーンでも陰部など粘膜となる部分には塗らないようにしましょう。

トレチノインの使用始めから、治療完了までの流れ

反応期

使用開始から6週目ぐらいまでは皮が剥けてしまうことがあります。反応期と呼ばれる期間であり、ターンオーバーが急激に促進されることで赤みや乾燥などの症状があらわれます。肌のバリア機能は低下した状態なので、無理に皮膚を剥がしたりせずに自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。

耐久期

反応期が終わり肌の抵抗力が上がる期間です。反応期のような症状はおさまり、黒ずみの改善も見られるようになってきます。

完成期

12週目から18週目になると随分黒ずみも改善されています。実際に黒ずみの改善を実感できるのではないでしょうか。

このような流れで18週間を終えると塗る量を減らしたり、一度使用を止めるなどの休止期を設けることがほとんどです。どれくらいの状態にしたいのかなどを皮膚科医と相談することで治療の流れが変わってきます。

注意:休止期を作りましょう

トレチノインは18週間を1クールとして治療していくのが一般的で、18週間使用したら黒ずみの状態に満足が出来てなくても一度休止期をとりましょう。

使用する際に気をつけるべき「4つの注意点」

トレチノインの治療をする際には、いくつか注意しておくことがあります。トレチノインの効果を十分に実感するためにも守りましょう。

注意点1、無理に皮を剥かない

使用を始めた直後は反応期と呼ばれる期間で赤みやピリピリとした痛み、皮が剥けるなどの症状が出ることがあります。無理に剥いてしまうと炎症や感染の原因になってしまうので、ぐっと我慢をして自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。

注意点2、紫外線を避ける

トレチノインを使用することで肌のバリア機能が一時的に低下します。紫外線はできるだけ避けるようにしましょう。デリケートゾーンの場合は紫外線に直接当てるようなことはないのですが目から紫外線が入って体内に侵入してくるのでサングラスなどを利用したり、トレチノインの治療は紫外線の少ない冬場などに行うなどの工夫が必要です。

注意点3、刺激を避ける

紫外線と同じですがトレチノインを使用することで肌のバリア機能が低下してしまいます。刺激や摩擦はデリケートゾーンの黒ずみの原因にもなり、反応期の場合にはかゆみがあることもあるので引っかき傷などをつけてしまうことで炎症などの原因にもなるので注意が必要です。締め付けの強い下着などによる刺激や摩擦に気をつけましょう。保湿をすることで乾燥やかゆみなどは緩和することができます。

注意点4、保存方法に気をつける

トレチノインは高温や光で劣化しやすく保存が難しいとされる薬です。一般的には冷蔵庫で一定の温度で保存することで劣化を防ぐことができます。またできるだけ処方されたトレチノインは一ヶ月を目安に使い切るようにしましょう。
最近ではナノ化されたトレチノインを取り扱っている皮膚科などもあるので、こちらであれば安定して壊れにくく常温で約1年保存することができます。

デリケートゾーンだからこそ危ない「トレチノインの5つの副作用」

トレチノインはデリケートゾーンの黒ずみの改善に非常に高い効果を発揮します。ですが、デリケートゾーンに使用する場合には副作用の危険性もあるため、顔や体に使用するよりもさらに慎重に使用しなければなりません。

デリケートゾーンにトレチノインを使用した場合、こんな副作用が起きる可能性が高いです。それは、・・・

●肌への刺激が強すぎる
●皮が剥ける
●赤みが出る
●かゆみが出る
●乾燥する

肌を無理やり生まれ変わらせるので肌への刺激も強いため、もともと肌質が弱い場合にはさらに注意が必要です。

トレチノインを使用するなら専門医に相談を!

デリケートゾーンの黒ずみの解消、皮膚の生まれ変わりに非常に高い効果を発揮するトレチノインですが、デリケートゾーンに使用する場合には専門医に相談をして安全な濃度で処方してもらうことが大切です。

個人輸入代行などでは、アメリカで販売されているトレチノインを購入することもできますが、個人で勝手に使用するのはリスクが高いと思っておいてよいでしょう。
というのも、そういった個人輸入で手に入れた薬を使って、皮膚が治らない位にただれたり、荒れたりしても自己責任のため業者は補償などはしてくれない可能性があるのです。

「皮膚科に通うのが面倒」、「デリケートゾーンに刺激の強い薬を使いたくない」という場合には、デリケートゾーン専用の美白クリームなどもあります。天然成分を配合した無添加のものなどもあるので、より安全にデリケートゾーンの黒ずみを改善することができます。